今年で3回目となります東日本大震災の津波で大きな被害を受けた南相馬市の海岸に「いのち を守る緑の防災林」と「鎮魂の森」を作ることを目的とした「南相馬市鎮魂復興市民植樹祭」が，平成 28 年 3 月 27 日に南相馬市原町区萱浜で開催され，弊社からは，昨年に引き続き，復興への願いと犠牲となった方々への鎮魂の思いを込め，大磯支社の 8 名が参加しました。
この植樹祭は，「森の長城プロジェクト」が提唱する，その土地本来の森にある樹種をできるだけ利用し防潮機能等を備えた「災害からいのちを守る森」をつくる事業で，被災地沿岸部のシイ・タブ・カシ等の常緑広葉樹の種子を拾い，苗木に育て，震災瓦礫を利用した盛土に植樹し， 森として育つまで手入れをしていくものです。
当日は，南相馬市の桜井市長や俳優・お笑いタレントのルー 大柴さん，熊本のマスコットキャラクターのくまモン等の著 名人をはじめ全国から集まったボランティアの方々，約2千 人が参加し，約2万本の苗木が盛土に植えられました。また， 植樹の他にアトラクション，物産販売等も行われ，南相馬の 海岸は復興への情熱と活気に満ち溢れていました。
※本件に関する問合せ先:大磯支社 TEL.0244-22-0119
弊社は，東北電力企業グループの一員として地域協調活動を推進しております。平成 27 年度 の実績は 35 件で，延べ 167 名の社員が地域協調活動に参加させて頂きました。
清掃，植樹が主な活動内容でしたが，この他にも，一人暮らしの高齢者宅へ訪問・ふれあい活 動，地域で行われるお祭りへの参加等，地域に根付いた活動に参加いたしました。
本年度も，地域のみなさまと共に社会貢献活動を推進してまいります。
※本件に関する問合せ先:品質安全室 TEL.022-263-0614
「除染」と聞きますと，国が直轄で行う「除染特別地域(東京電力福島第一原子力発電所に近 い高線量地域)」をイメージする方々が多いと思いますが，地方自治体が除染を行う「除染実施 区域(毎時 0.23 マイクロシーベルト以上の地域)」でも，除染作業は進められております。
下表のとおり，平成 27 年度は，福島市や郡山市の市民のみなさまをはじめとした除染業務に ご協力をさせていただきました。
除染作業が終了した地域もございますが，引続き，放射線の影響をできるだけ低減し，福島県を中心とした住民のみなさまの不安を一日でも早く解消できるよう，これからも業務に取り組んでまいります。
※本件に関する問合せ先:技術部 復興支援グループ TEL.022-263-0647
仙台市内には藩政時代から大切に育てられた樹齢何百年 という古木が数多く存在し，小さな生きものたちのより所， 地域のシンボルとして親しまれています。
近年，これら古木の周辺環境や気象状況が大きく変わり， 樹勢が衰える等の影響が見られます。そこで活躍するのが， 樹木の保護・育成・管理や，倒木等による人や物への被害 抑制，接ぎ木等による後継樹の育成，樹木に関する知識の 普及・指導等を行う専門家である樹木医，すなわち「木の お医者さん」です。
弊社には「樹木医」が2名在籍しており，樹木の生育不 良の原因に合わせて土壌改良材を選定し，適切な保護対 策・樹勢回復作業を行っています(右写真)。
これからも地域の原風景の維持に貢献できるよう，木のお医者さんとして樹木の生育環境の改善を目的とした業務を行ってまいります。
※本件に関する問合せ先:技術部 土木建築グループ TEL.022-263-0647
樹木と原因に合わせた土壌改良材を散布
根を痛めないよう圧縮空気で固結土壌を破砕，同時に土壌改良材攪拌
