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Vol.252017.08

3年連続で東北地方整備局長表彰を受賞いたしました

 「平成29年度 東北地方整備局 国土交通行政関係功労者表彰式」が平成29年7月19日(水)に「仙台市戦災復興記念館 記念ホール」で執り行われ,弊社は3年連続で優良業務施工会社として局長表彰を受賞いたしました。本賞は,平成28年4月1日から平成29年3月31日に完了した設計・測量・調査・補償等の業務のうち,東日本大震災に伴う復旧・復興関連業務を含め,技術力が優秀で,創意工夫のあったもの等を国土交通省東北地方整備局が選定し,当該業務の施工会社(法人)を表彰するものです。
 これからも,社員一同,お客さまに信頼され選択されるよう,さらなる技術力と品質の向上に努めてまいります。

 

馬場社長(左)、津田局長(右)馬場社長、津田局長


表彰状

受賞業務概要

■業務名: 鳴瀬川総合開発猛禽類※1調査業務
■担当者: 山家英視(管理技術者),田村将剛,野口泰司,香川裕之,木村啓,江目順一(担当技術者)

本業務は,鳴瀬川総合開発事業の環境影響評価の一環として,事業実施区域周辺における猛禽類調査を実施したものです。
 現地調査では,クマタカ,サシバ等の生息・繁殖状況の把握を行うとともに,ビデオ撮影による山サシバ※2の餌動物の把握,クマタカの餌動物(ノウサギ等)の生息密度把握調査を提案し実施いたしました。また,現地調査結果からクマタカとサシバの行動圏内部構造,営巣・生息適地,餌動物に着目した山サシバの好適採食地の解析を行い,現時点における猛禽類に対する事業の影響予測と,影響が及ぶと考えられたものに対する保全措置の検討を行いました。

※1:ワシやタカ,フクロウの総称で,生態系の頂点に位置する生き物です。獲物を捕らえるための鋭い爪,くちばしそして強くて丈夫な脚を持っています。

※2:サシバは水田と森林が分布する里山環境に主に生息しますが,近年,水田がない山地でもサシバの生息が確認されています。本業務では,この山地に生息するサシバを山サシバと呼称しました。

猛禽類調査猛禽類調査


※本件に関する問合せ先:技術部 自然環境グループ TEL.022-263-0619

2年連続で減災技術見学会の会場に選ばれました

 平成29年7月25日に第10回目の減災技術見学会が弊社環境分析センター(宮城県多賀城市)で行われました。
 減災技術見学会は,多賀城市市民経済部商工観光課が主催し,市内の小学4年生~6年生と参加を希望する保護者のみなさまを対象に開催される見学会です。
 この見学会は,同市で取り組まれている減災技術・製品(災害による被害を最小限にするための技術・製品)の研究開発の内容,状況等を見学・体験することで,これらの意義や必要性および有用性を学び,減災意識を育むことを目的としております。
 東日本大震災後,環境分析センターは,学校給食と保育所給食の放射性物質を測定し,食の安心・安全に寄与することで,風評被害による二次災害の防止に取り組んでおります。
 このことから,2年連続で減災技術見学会の会場の一つに選出され,今回の見学会は,10名のみなさまに参加いただき,「実験観察」,「食材の前処理見学・体験」,「放射線(能)測定見学」という3つのプログラムで開催いたしました。


1つ目のプログラムは,放射線に関する正しい知識の習得や科学に対する興味の「きっかけ作りの場」を提供できればと思い,「霧箱※3を用いて自然界の放射線を間接的に見る」という実験・観察です。霧箱の作成に最初はとまどった様子のお子さまも見受けられましたが,しだいに楽しそうに作業をしている様子がうかがえました。霧箱の中を自然界に存在する宇宙線等の放射線が通過すると,飛行機雲のような線ができ,間接的に確認することができるため,各班とも成功すると,参加者に笑顔が広がりました。

  • 霧箱を作成する様子霧箱を作成する様子
  • 間接的に自然界に存在する放射線を観察間接的に自然界に存在する放射線を観察

 給食への安全性の取り組みとして学校で食べている給食がどのように測定されているのかを理解していただけるように,2つ目のプログラムは,食材の放射性物質を測定するための前処理の体験学習で,3つ目のプログラムは,放射性物質の測定の見学です。
 模擬試料の給食食材を使って測定前に行う前処理を一部の参加者に体験してもらい,その後は,測定機器によって放射性物質を測定している状況を見学してもらいました。

  • 前処理の体験学習前処理の体験学習
  • 測定状況の見学測定状況の見学

引き続き,弊社は,食の安心・安全の提供等の減災活動をとおし,地域のみなさまへ貢献できる企業であるように取り組んでまいります。

※3 今回作成した林式霧箱はHP:「宇宙は今日も光ってる」の「霧箱で見る放射線」における「霧箱の作り方」を参考に作成しました。また,自然界の放射線が見える原理は同HPを参照して下さい。

※本件に関する問合せ先:環境分析センター TEL.022-799-2600