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Vol.262017.11

アニマルパスウェイを知っていますか?

 私たち人間にとって, 道路は大変便利なのですが,森に棲む動物たちにとってはやっかいな存在となります。森が道路で分断されてしまうと,道路を渡ろうとする動物たちが,渡ることをためらったり,時には車に轢かれてしまったりします。その結果,動物たちは自由に森の中を行き来できなくなり,採餌や繁殖活動に支障が生じて,動物たちの減少や絶滅に繋がる可能性があります。
 この対策として,アニマルパスウェイを設置する事例が増えてきています。アニマルパスウェイとは,動物の通り道を表す造語で,主にリスやヤマネなどの樹上で生活している小動物を保全対象としており,森を分断する道路の両側にある樹林を吊り橋等でつなぐものです。
 弊社は,全国初の4車線道路に対応し,国道への設置も初めてとなる,リス用アニマルパスウェイの計画検討および設計※1を行いました(左下写真)。特に課題となったのが,東北地区特有のアニマルパスウェイからの落雪対策で,冬季実験を行い対策を講じました。
 このアニマルパスウェイは,平成28年11月に完成し平成29年1月以降は日常的にリスが利用する姿が確認されています(右下写真)。また,一連の取り組みについては,平成29年9月20日の朝日新聞(全国版)に掲載されました。
 今後も,道路と自然との共生に向けて,地域特性を考慮した技術的解決策を提案し,業務に取り組んでまいります。


国道4号盛岡北道路に設置されたアニマルパスウェイ国道4号盛岡北道路に設置されたアニマルパスウェイ
アニマルパスウェイを利用するニホンリスアニマルパスウェイを利用するニホンリス

※1 国土交通省岩手河川国道事務所様発注の盛岡地区外環境調査業務の一環で,盛岡市を通る国道4号盛岡北道路に設置しました。

本件に関する問合せ先:技術部 自然第2グループ TEL.022-263-0619



協力会社安全大会 in 仙台

 弊社は,平成29年度の安全スローガンとして「快適な職場に響く合言葉『健康・安全・ゼロ災害』」を掲げ,日頃より安全活動に取り組んでおります。 安全活動の取り組みの一つとして,労働災害の撲滅を目指し,協力会社とのコミュニケーションの充実,労働災害防止意識の向上,そして,安全に対する取り組みの充実を図るため,協力会社のみなさまと安全大会を毎年開催しております。

 「平成29年度 協力会社安全大会 in 仙台」は,10月5日(木)にホテル法華クラブ仙台を会場に開催しました。直近の4年間は,東北6県と新潟県における事業所を地域毎に分けて開催しておりましたが,今年度は,各事業所の協力会社のみなさまが一堂に会し,77社,約100名の方々にご参加いただきました。
 主催者を代表して弊社社長の馬場より,「現場で発生する災害を防ぐためには,職場における日頃の声掛け,すなわちコミュニケーションを効果的に行っていくことが重要であり,協力会社のみなさまと共に考えながら,ゼロ災害を目指していきたい。」と冒頭にご挨拶をいたしました。
 続いて,日頃,弊社へのご支援・ご協力をいただいている協力会社のみなさまに感謝とお礼の意を込め,感謝状と記念品の贈呈をさせていただきました。
 また,宮城学院女子大学 学芸学部 心理行動科学科 大橋智樹教授より「ヒューマンエラーを防ぐ心理学」の題目で講演を賜りました。
 講演では,「個人を知る」,「人と人との関わり」,「防止を考える」という視点で心理学的に見た場合,ヒューマンエラーを防止するためにどうすればいいかをご教示いただきました。
 本大会をとおし,弊社は,これからもゼロ災害を達成するために,協力会社のみなさまとの安全に対するコミュニケーションの充実,労働災害防止意識の向上,そして,より一層の安全対策に努めてまいります。

社長挨拶社長挨拶

感謝状・記念品贈呈感謝状・記念品贈呈

大橋教授による基調講演大橋教授による基調講演

※大橋教授の顔写真は研究室のHPより抜粋しております。

本件に関する問合せ先:品質安全室 TEL.022-263-0614