TRK Topics Vol.37｜TRK 東北緑化環境保全株式会社

Vol.372021.03

地熱関連業務のパンフレットができました

弊社は，地熱発電所の環境モニタリングやメンテナンス業務に長年従事しています。最近では，資源量調査に伴う環境調査や，地熱発電所の建設に向けた環境アセスメント業務のご依頼を頂くようになりました。
　こうした地熱発電所建設前の資源量調査段階や環境アセスメントをはじめ，建設工事中・供用開始後の環境調査はもちろん，メンテナンス，そしてリプレースまで，地熱事業者様の環境配慮の推進を一貫してサポートさせて頂いております。
　この豊富な実績を多くのお客様にお伝えできるように，弊社の地熱関連業務をご案内するパンフレットを作成しました。

　パンフレットの作成は，新入社員を中心とした若手のタスクチームを結成し，構想からレイアウトまで短期集中で取り組みました。コロナ禍で集まって打合せをするのも難しい中，知恵を絞り何度も検討を重ねて作り上げました。

パンフレット表紙

WEBサイトからもダウンロードできます。是非ご覧ください。
WEBサイト　http://www.tohoku-aep.co.jp/environment/geothermal.html

～　地熱と共に，環境の未来へ。～

　地熱発電は，天候に左右されず安定した発電が可能な再生可能エネルギーとして，導入の加速化が期待されています。
　弊社は，「造園・土木・建築」「環境調査」「測定分析」の各事業分野の技術と経験を融合し，「環境と調和する地熱発電所づくり」をサポートすることで，再生可能エネルギーの発展に貢献していけるよう，今後も鋭意取り組んでまいります。

パンフレット作成タスクチーム

※本件に関する問い合わせ先：事業本部　環境調査部　地熱業務担当　TEL 022-263-0918

水質中の有機フッ素化合物（PFOSおよびPFOA）の分析は
弊社にご相談ください！

　弊社では，有機フッ素化合物である，水質中のペルフルオロオクタンスルホン酸（PFOS）およびペルフルオロオクタン酸（PFOA）の分析を実施しております。
　PFOSおよび PFOAの分析は，微量有機物質測定の各種技術と豊富な経験を有している弊社までお気軽にご相談ください。

PFOSおよび PFOAとは

有機フッ素化合物のうち，炭素数が8個ある化合物のPFOSやPFOAは，撥水・撥油性，熱・化学的安定性などの優れた特徴があり，主に撥水撥油材，界面活性剤，金属メッキ処理剤，泡消火器，殺虫剤および調理用器具のコーティング剤などに幅広く使用されてきました。しかしながら，環境中で分解されにくく，人体や生物への有害性や蓄積性が指摘されており，世界的に規制されています。

PFOSおよびPFOAの構造式
PFOSおよび PFOAの法規制

　水質汚濁に係る環境基準のうち，人の健康の保護に関する要監視項目に新たに追加されました（令和2年5月28日付け通知環水大水発第2005281号，環水大土発第2005282号）。また，POPs条約（残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約）の対象物質にもなっています。
PFOS および PFOAの分析

　今回設定された指針値（暫定）は，0.00005mg/L以下（PFOSおよびPFOAの合計値）と非常に低濃度であり，弊社では，質量選択性が高く高感度な液体クロマトグラフタンデム質量分析装置（LC/MS/MS）を用いて分析を行います。また，PFOSの代替物質として使用されているPFHxSの分析にも対応しています。

LC/MS/MS分析装置