年頭のご挨拶
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
当社は,昨年の東日本大震災で測定分析事業部(宮城県多賀城市)の設備施設が壊滅的な被害を受け,加えて,太平洋沿岸の八戸支社,原町支社,新地事務所においても設備等に大
きな損害を被り,更に女川寮は根こそぎ流出するという未曾有の経験をいたしました。これにより,お客様に大変なご不便とご迷惑をおかけいたしましたことを心よりお詫び申し上げます。
既に,八戸支社,原町支社,新地事務所の設備等の復旧作業は完了し業務を再開しておりますが,最も被害の大きかった測定分析事業部については,㈱インテリジェント・コスモス研究機構殿(仙台市青葉区南吉成)ならびに東北発電工業㈱殿(宮城県利府町内の施設)より施設をお借りし,昨年6月より大半の業務を再開させているところです。現在,平成24年4月1日からの業務完全再開を目指し,関係会社の皆様のご協力をいただきながら急ピッチで復旧工事を進めております。
このような中,昨今の社会的なニーズに応えられるよう,昨年8月にはゲルマニウム半導体検出器を2台導入し,牛肉や米等の放射性物質の核種分析業務を本格展開させることで,微力ながら宮城県内や南相馬市の農産物の流通に寄与できたと考えております。更に平成24年は,これまで培った放射線(能)測定のノウハウを活かしながら,放射性物質除染事業を展開し,地域の皆様に貢献できる企業を目指し取組んでまいります。
また,当社が復旧・復興を成し遂げ,目指すべき将来像を描くために,若手社員を中心として「2020TRK経営ビジョン」の策定作業を行っており, 社員一丸となって皆様のニーズにお応えできる会社に成長していきたいと考えております。
東日本大震災からの復興を,一歩一歩,皆様と共に歩んでいきたいと考えておりますので,本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

東北夏祭りのカーボンオフセットを支援
当社は,東北経済産業局から事業委託を受け,「東北の夏祭り」について「東北産の国内クレジット」を用いたカーボンオフセットを支援しました。
当社は,東北経済産業局から事業委託を受け,「東北の夏祭り」について「東北産の国内クレジット」を用いたカーボンオフセットを支援しました。
昨年実施された青森ねぶた祭り,仙台七夕まつり,盛岡さんさ踊り,山形花笠まつり等の11の祭りが,東北の7企業の国内クレジットを使用して29tのカーボンオフセットを実現い
たしました。
当社は,「東北夏祭りネットワーク」と連携しながら,東北産の国内クレジットでカーボンオフセットを目指し,複数の夏祭りのCO₂を一斉に地産地消するという国内最大規模の取組みを支援してきました。
今後は,東北夏祭りネットワークに加盟する団体の参加数の拡大を目指し,東北地方の復興と観光産業の回復につなげていけるよう,これからも本事業を支援していまいります。
この記事に関するお問合せは,事業開発部(℡:022-263-0647)
担当:申谷(さるや)までお願いいたします。
研究・技術開発報告会を開
当社が取組んだ研究・技術開発案件について報告会を開催しました。
研究・技術開発報告会は,当社の研究・技術開発について総合力を発揮し,戦略的に推進していくために,結果や進捗状況の報告を行いながら,全社員が情報を共有して総合的に技術力の強化を図ることと今後の方向性に対する議論の場とすることを目的として実施しています。
今回は,平成23年11月10日に,地下大会議室 ( 宮城県仙台市青葉区本町2-5-1) において6件の内容についての報告と意見交換を行いました。

この記事に関するお問合せは,事業開発部(℡:022-263-0647)
担当:成田までお願いいたします。