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Vol.172015.12

低濃度放射性物質測定業務拡大のご紹介

 東日本大震災から 4 年 9 ヶ月がたちました。当初,高濃度であった放射性物質濃度も徐々に減衰してきています。
 これからはその動向を監視するためにも低濃度の測定が必要となっています。
 そこで弊社では,これらに対応するべく海水中の低濃度放射 性物質を測定する体制を整えました。
 海水から AMP(リンモリブデン酸アンモニウム)を用いて,放射性セシウムを選択的に濃縮し,新たに導入した計数効率の高い(高感度)ウェル型ゲルマニウム半導体検出器で計測します。これにより,海水中セシウム 134,セシウム 137 は従来より短い時間で1mBq/L まで測定できるようになりました。また,海水中ストロンチウム 90 についても大容量のイオン交換樹脂カラムを用いた前処理法を導入するなどの測 定体制を整えました。
 もちろん,相互汚染(コンタミネーション) を防ぐために高濃度試料と低濃度試料それ れの前処理室を設けています。
 なお,弊社は 2013 年に「ISO/IEC17025試験所認定(食品,水質,土壌と底質の放射能分析)」* を取得し,その品質管理体制で低バックグラウンドβ線測定 装置(Sr‐90 測定用)成果品をご提供しています。

*「ISO/IEC17025 試験所認定」とは試験所の技術能力を証明する手段の一つとして認定を受け,試験報告書は相互承認に基づき,世界に通用する等,分析の信頼性を高めることができるものです。

※本件に関する問合せ先:環境分析センター TEL.022‐799‐2600

ゲルマニウム半導体検出器(ウェル型)ルマニウム半導体検出器(ウェル型)

海水中 Cs 測定の前処理海水中 Cs 測定の前処理

海水中 Sr 測定の前処理海水中 Sr 測定の前処理

低バックグラウンドβ線測定 装置(Sr‐90 測定用)低バックグラウンドβ線測定 装置(Sr‐90 測定用)

業務紹介

 弊社は 1972 年(昭和 47 年)公害問題が全国各地で発生し大きな社会問題となる中,企業への環境保全に対する社会的要請が一段と高まりをみせたことから,緑化の施工維持管理および環境保全の調査,測定,分析を主たる目的に,東北電力(株)のグループ企業として設立されました。現在,主要 3 事業(測定分析・造園土木・環境調査)により業務を展開しております。
 今回は 2 回目として造園土木事業について業務紹介を致します。
※第 1 回目は測定分析事業について記載しております。Topics Vol.14 をご覧下さい。

 造園土木事業:緑豊かな都市や自然と共生する環境を創出するとともに,人々の安全性や快適性を追求することに取組んでおります。主な工事内容は以下のとおりです。

・都市公園や工場緑化および屋上緑化など多様な緑の役割 や効果を踏まえ,コストとメンテナンスの視点より計画・ 設計・施工を実施

・外構工事や環境施設(スポーツ施設等),植栽・フェンス・ 法面緑化工事を実施

・土壌汚染対策法に基づく調査から対策まで一環した体制でサポート

・関係省庁の定める除染ガイドラインに準拠し,除染前後の空間線量率測定や適正な除染工事の施工および除染工事における管理支援業務

・人体に有害なアスベストの含有量分析・調査から除去工事まで一貫した体制で実施

・仮設事務所など建物リース,フェンスなどの販売・リース 等

※本件に関する問合せ先:技術部 土木建築グループおよび復興支援グループ TEL.022‐263‐0647

水域環境調査(海域)


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酒田支社が計量証明事業に水,土壌中の物質濃度を追加登録しました。

 計量法 107 条に基づく「計量証明事業登録 濃度(水又は土壌中の物質の濃度に係る事業)」が平成 27 年 11 月 25 日付(登録番号第 36 号)で山形県に登録されました。
 これにより,酒田支社ではすでに登録済みの大気に加えて,水や土壌中の物質濃度も分析 が可能となりました。環境分析センターで行っていた水質分析等は順次,酒田支社で分析を実施し てまいります。それによってお客様へ少しでも早い納品が可能となります。同時に分析技術の品質向上をめざし,常にお客様に信頼される会社であるよう,日々の努力を積み重ねてまいります。     

※本件に関するお問い合わせ先:酒田支社 TEL.0234‐34‐2632