PCB 廃棄物の処分期限がせまっている中,今回は青森・福島県の動きと PCB 廃棄物の確認方法についてご紹介いたします。
昨年末に「青森県による PCB 廃棄物の所有実態調査」に関する記事が,東奥日報(2018.12.19発行)に掲載されました。青森県では PCB 廃棄物の保管・所有状況把握が進んでいないことから,PCB 安定器,変圧器やコンデンサーの実態調査を 2019 年度以降に実施するという内容です。
福島民友(2017.12.10 発行)に「PCB 廃棄物の処分が保有者への周知不足もあり遅れているため未届け分の PCB 廃棄物の把握に向けて,福島県は 2017 年度対応する嘱託職員を前年度から 2 名増加した」という記事が掲載されました。このこともあり,福島県内では既に処分を開始している事例が多くなっております。
両県による PCB 廃棄物の把握の背景には,「高濃度 PCB 廃棄物は処分期限(下表)を過ぎると事実上処分することができなくなる。」ということがあります。処分期限内に処分するためにも,事業者の皆さまには保管されている変圧器,コンデンサーや安定器が PCB 廃棄物かどうかの確認をお勧めいたします。
PCB 廃棄物かどうかの確認方法は,①銘板を確認しメーカーにお問い合わせをされるか,② ホームページ(変圧器・コンデンサー︓(一社)日本電気工業会,安定器︓(一社)日本照明工業会)をご参照下さい。上記で確認ができない,または不明な場合には分析によって判定いたしますので,弊社にご相談下さい。
※本件に関する問合せ先 : 技術部 測定分析グループ TEL.022-263-0652
弊社は,お客さまにご満足頂ける業務のご提案およびご提供を目指し,日頃より技術力向上に努めております。今回は,環境アセスメント(環境影響評価)と有害物質の測定について学会等で発表した内容をご紹介いたします。
地熱は,温室効果ガスを発生させず,石油等に代わるクリーンエネルギーであることから再生可能エネルギーとして着目されております。
今後、地熱発電事業の増加が予想される一方で,地熱発電事業が環境に与える影響は十分に解明されていない点もあります。そこで,弊社は NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託調査を通じて,環境アセスメントを実施するうえで地熱発電事業者に求められる調査項目やそれらに関わる技術開発について発表いたしました。
【場 所】法政大学市ヶ谷キャンパス(東京都千代田区)
【発表日】平成30年9月2日
【場 所】北とぴあ(東京都北区)
【発表日】平成30年11月16日
第17回 環境アセスメント学会における発表
※本件に関する問合せ先:技術部 環境計画グループ TEL.022-263-0918
環境中で分解されにくく,人体への毒性・蓄積性等がある有害物質を把握することは,私たちが安全・安心に生活するうえでとても重要です。
そこで,弊社は,有害物質を正確に分析するため,妨害をする物質を除去する方法や,公定法(国家等が定める同一の結果を導き出す分析方法)が確立されていない有害物質の分析方法を検討し,これらの内容について発表いたしました。
【場 所】沖縄県市町村自治会館(沖縄県那覇市)
【発表日】平成30年5月23日
【場 所】ホテルメトロポリタン仙台(宮城県仙台市)
【発表日】平成30年10月12日
第26回 環境セミナー全国大会における発表
※本件に関する問合せ先︓環境分析センター TEL.022-799-2600