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Vol.322019.08

国土交通行政関係功労者表彰で3件受賞いたしました

「令和元年度 国土交通行政関係功労者表彰式」が令和元年7月に業務発注事務所で執り行われ,弊社は3 件の業務で優良業務施行会社として「事務所長賞」を受賞いたしました。本賞は,平成30年4月1日から平成31年3月31日までに完了した業務のうち,技術力が優秀で,創意工夫のあったもの等を国土交通省東北地方整備局の各事務所が選定し,当該業務の施行会社・管理技術者を表彰するものです。
これからも,社員一同,お客さまに信頼され選択していただけるよう,さらなる技術力と品質の向上に努めてまいります。

山家 管理技術者山家 管理技術者

受賞業務概要

■業務名: 鳥海ダム猛禽類調査
■担当者: 管理技術者:木村啓 担当技術者:山田裕之,香川裕之,田村将剛

 本業務は,「鳥海ダム建設事業における環境影響評価」の一環として,事業実施区域周辺においてクマタカ,サシバの生息状況等を調査したものです。当該地域には,複数のクマタカ,サシバのつがいが生息しており,この生息状況を正確に確認できたことで環境に配慮したダム事業の推進に,貢献できたものと考えております。
また,近年,UAV(いわゆる,ドローン)が測量や各種調査の場面でも多く使われるようになりました。UAVは非常に有用ですが,飛行による希少猛禽類への影響も懸念されております。このため,希少猛禽類に配慮したUAV運用の基本ルールを提案いたしました。

 

猛禽類調査猛禽類調査


■業務名: 鳴瀬川総合開発猛禽類調査検討業務
■担当者: 管理技術者:山家英視 担当技術者:田村将剛,木村啓,運天さつき,藤原崇

 業務は,「鳴瀬川総合開発事業の環境影響評価」の一環として,ダム事業の実施区域周辺において猛禽類調査を行ったものです。
 現地調査でクマタカ,サシバ,オオタカの生息・繁殖状況の確認,クマタカ,サシバの新たな巣を特定しました。その調査結果を基に,クマタカ等の行動圏等を解析して現時点における影響予測および保全措置の検討を行い,環境影響評価準備書の猛禽類に係る項目について予測評価案を作成しました。
 また,今後の工事実施に当たり,猛禽類に関する保全措置事例集の作成とコンディショニング※1の事例整理を提案・実施いたしました。

※1 コンディショニング:工事の規模や時間などを徐々に拡大し,猛禽類を人為的環境攪乱に少しずつ慣らしていくことで,繁殖などへの影響を低減する手法であり,保全措置として実施例が増加しています。

 

猛禽類調査猛禽類調査


クマタカクマタカ


■業務名: 鳴瀬川水系水辺現地調査(魚類)
■担当者:

管理技術者:香川裕之 担当技術者:山田裕之,江目順一,菅野洋,田村将剛, 運天さつき,中井恵美子, 佐藤翔

 本業務は、「河川水辺の国勢調査」の一環として,鳴瀬川水系において魚類調査および河川環境情報図の更新を実施したものです。また、同水系の吉田川上流部において床上浸水対策特別緊急事業に係る大気環境,自然環境の現地調査,予測評価,環境影響評価の取りまとめを行いました。このほか,吉田川の緩傾斜河道掘削における植生モニタリング調査等を実施しました。
 本業務では,新技術である環境DNA調査を魚類調査で本格的に導入しました。環境DNA調査では,河川水中の魚類の残渣をDNA分析することにより,その河川に生息する魚種を明らかにすることができます。この技術の特徴は,採捕調査を補完するだけでなく,従来は膨大なコストと労力が必要とされた河川上流から下流における魚類の連続分布を,低コスト,短時間で把握できることです。

 

魚類調査魚類調査


環境DNA調査環境DNA調査


※受賞業務に関する問合せ先:技術部 自然グループ TEL.022-263-0619